その腕で抱きしめて
細身で背の小さい彩名ちゃんは
腕にすっぽりハマって…
アパートの外でこんな事してても
いいのかなんて思いながらも
しっかりと彩名ちゃんを抱きしめた。
少しして離れた彩名ちゃんは
「誠哉さん……付き合ってください」
って先にいうから
「それ、俺の言葉」
って言うと
「え?」
って驚いた顔をしている。
「彩名ちゃん…俺と付き合って?」
俺は笑って言うと
「はい」
って彩名ちゃんは笑った。