その腕で抱きしめて
初めてと後悔
あれから数日後
あたしの頭はいつも誠哉さんで…
あの日もあの後、
話は結構盛り上がって
車で送ってくれた。
メアドも交換して…
毎日、電話をしている。
あたしからが多いんだけど、
今日は誠哉さんからだった。
「もしもし珍しいですね、誠哉さんから」
あたしは電話越しに笑った。
すると
『俺!祐也!』
誠哉さんじゃなく祐也さんだった。
「こんばんは!何でですか?」
誠哉さんがよかったなぁ、
って思ったものの
『誠哉がね、会いたいって言ってる』
って祐也さんが言う。
その後ろで誠哉さんらしき人が
言ってねー言ってねーって叫んでて
『今から迎えに行くから』
祐也さんが言い、電話が切れた。
今は夕方の4時でまだ明るいのに(笑)
てか、会えるんだー!
あたしはジャージから短パンに着替えて
Tシャツに短パンというラフな格好で
外に出るとちょうど祐也さんが来て。
祐也さんは始めて直接会ったけど
すごく話しやすかった。