♥恋と事件簿♥
「お袋じゃなく、姉貴がターゲット。物好きだよな」
「煩いね、あんた」
「お褒めに与り、光栄です」
まぁ、私もそう思うけど。
何で私なのかと。
結婚して、家族に守られて、刑事課も順調で何事もなく毎日が過ぎて行くと思ってたのに。
いくら無視を決め込んでも、胸糞悪い。
気分が良いものではない。
斗真を流して、ケーキのビニールを剥がす。
プラスチックの小さなナイフが付けられており、それで3等分。
お節はなかなか進まなかったが、ケーキはバクバクと食べれた。
斗志樹が苺だけを食べる為、余ったスポンジとクリームも頂戴。
「あー、美味しかった」
「……どんな味覚してんだよ;;」
甘いケーキを食べた口に、ピックに刺してある黒豆を食べると斗真に引かれる。
黒豆だって甘いのに、どんな味覚でもない。
「ふぁー……っ」
豪快に欠伸をし、斗志樹の肩に凭れて今度こそ寝る事に。
斗志樹はソファーに背を預け、経済関連の雑誌を読んでこちらを見ない。
何故こんなものを読んでるかはわからないが、読めれば何でも良い人。
だが、嫁が退屈してるのに、相手をしてはくれないのか。
--プルルル…ッ
「私だー……」
斗真の次は私の番。
重たい身体で電話を取りに行く。
「木ノ島警察、刑事課」
『……愛してるよ……。だから、気持ち良い事しようよ……』
…またかよ!!
「煩いね、あんた」
「お褒めに与り、光栄です」
まぁ、私もそう思うけど。
何で私なのかと。
結婚して、家族に守られて、刑事課も順調で何事もなく毎日が過ぎて行くと思ってたのに。
いくら無視を決め込んでも、胸糞悪い。
気分が良いものではない。
斗真を流して、ケーキのビニールを剥がす。
プラスチックの小さなナイフが付けられており、それで3等分。
お節はなかなか進まなかったが、ケーキはバクバクと食べれた。
斗志樹が苺だけを食べる為、余ったスポンジとクリームも頂戴。
「あー、美味しかった」
「……どんな味覚してんだよ;;」
甘いケーキを食べた口に、ピックに刺してある黒豆を食べると斗真に引かれる。
黒豆だって甘いのに、どんな味覚でもない。
「ふぁー……っ」
豪快に欠伸をし、斗志樹の肩に凭れて今度こそ寝る事に。
斗志樹はソファーに背を預け、経済関連の雑誌を読んでこちらを見ない。
何故こんなものを読んでるかはわからないが、読めれば何でも良い人。
だが、嫁が退屈してるのに、相手をしてはくれないのか。
--プルルル…ッ
「私だー……」
斗真の次は私の番。
重たい身体で電話を取りに行く。
「木ノ島警察、刑事課」
『……愛してるよ……。だから、気持ち良い事しようよ……』
…またかよ!!