♥恋と事件簿♥
「クソっ……。クソー……っ!!!!」
「伏せろ、七星ーーッ゛!!」
「……ッ――……!!?」
「……っ、…………!!」
「姉貴!七星っ!!」
『難波!愛依が何だ!山下がどうしたっ!!』
「斗……志……樹…………、」
『斗真!愛依と七星が何や!!』
「叔……父さん……、ごめ……んなさい……」
「――こちら水瀬。人質救出を要請。また、4階展望ラウンジにて、難波愛依刑事と山下七星刑事が腹部を撃たれ、負傷。山下刑事が取り押さえてた犯人の1人が撹乱、発砲。難波刑事が覆い被さり助けようとしたようですが……貫通、山下刑事の腹部にて……」
『……了解』
「姉貴っ!七星っ!」
「……世話が焼ける……弟……や……」
「ち……か…………ちゃ……っ」
「斗……志樹…………」
無事ではなかった。
七星を庇って、撃たれたよ……?
だけどね、何でか、死ぬ気がしない。
七星よりも、意識がハッキリしてるとわかる。
会いたいから、かな……。
例え勘違いだとしても、会いたい気持ちが、そうさせるのかな……。
「愛依ーー!!」
「伏せろ、七星ーーッ゛!!」
「……ッ――……!!?」
「……っ、…………!!」
「姉貴!七星っ!!」
『難波!愛依が何だ!山下がどうしたっ!!』
「斗……志……樹…………、」
『斗真!愛依と七星が何や!!』
「叔……父さん……、ごめ……んなさい……」
「――こちら水瀬。人質救出を要請。また、4階展望ラウンジにて、難波愛依刑事と山下七星刑事が腹部を撃たれ、負傷。山下刑事が取り押さえてた犯人の1人が撹乱、発砲。難波刑事が覆い被さり助けようとしたようですが……貫通、山下刑事の腹部にて……」
『……了解』
「姉貴っ!七星っ!」
「……世話が焼ける……弟……や……」
「ち……か…………ちゃ……っ」
「斗……志樹…………」
無事ではなかった。
七星を庇って、撃たれたよ……?
だけどね、何でか、死ぬ気がしない。
七星よりも、意識がハッキリしてるとわかる。
会いたいから、かな……。
例え勘違いだとしても、会いたい気持ちが、そうさせるのかな……。
「愛依ーー!!」