♥恋と事件簿♥
パトカーが並ぶ道を進み、校庭で車は停車。
基地となるテント下へと行き、作戦会議を開始する。
「犯人は何人だ」
「2人だそうです。1人が人質にしてる生徒の彼氏で、別れ話の縺れから立て籠りを」
「自殺も視野に入れて、解決へ導きましょう」
私は七星を連れて、開いたままの昇降口へと向かった。
「課長に怒られるって!」
「責任は私が取るし。嫌なら戻りなさい」
「愛依ちゃん!!」
「馬鹿――ッ!!」
七星に怒鳴り、物陰に2人で隠れた。
私を止めようとした行為に怒りはないが、声を張り上げた事にはイライラしてしまう。
「何してる」
「……バレたじゃない」
私はため息を吐きながら、男の前に立った。
覆面なんかして、意気地のない男だ。
「こうなれば、お前らも人質だ」
「そんなの許すか!」
ーーカチャ…ッ
「七星!!」
まさかのまさかで、七星が銃を構えて引き金を引いてしまった。
間に立つ私は、後悔と怒り。
不安に苛まれる。
七星を振り切って、1人で来れば良かった。
「はぁー……面倒なヤツらやな」
もう、限界。
簡単に人を怪我させたり、殺ろうとするの止めてくれないかな。
基地となるテント下へと行き、作戦会議を開始する。
「犯人は何人だ」
「2人だそうです。1人が人質にしてる生徒の彼氏で、別れ話の縺れから立て籠りを」
「自殺も視野に入れて、解決へ導きましょう」
私は七星を連れて、開いたままの昇降口へと向かった。
「課長に怒られるって!」
「責任は私が取るし。嫌なら戻りなさい」
「愛依ちゃん!!」
「馬鹿――ッ!!」
七星に怒鳴り、物陰に2人で隠れた。
私を止めようとした行為に怒りはないが、声を張り上げた事にはイライラしてしまう。
「何してる」
「……バレたじゃない」
私はため息を吐きながら、男の前に立った。
覆面なんかして、意気地のない男だ。
「こうなれば、お前らも人質だ」
「そんなの許すか!」
ーーカチャ…ッ
「七星!!」
まさかのまさかで、七星が銃を構えて引き金を引いてしまった。
間に立つ私は、後悔と怒り。
不安に苛まれる。
七星を振り切って、1人で来れば良かった。
「はぁー……面倒なヤツらやな」
もう、限界。
簡単に人を怪我させたり、殺ろうとするの止めてくれないかな。