♥恋と事件簿♥
立ち上がり、痛みに顔を歪めながら七星に銃弾を抜かせてる課長を見つめる。
何故か悠呀と重なるも、すぐに課長だけに見えて来る。
「病院、行きますよ」
課長の腕を引っ張り、車へと向かう。
傷口を縫って貰わないと。
現場を任せ、自らの運転で警察病院へと行き、すぐに治療して貰う。
2針だけ縫うらしいけど、課長本人はもう大丈夫そう。
待合室で、窓から射し込む夕陽を見ながらボーッとしてると、悠呀が現れた。
近付くと、笑って一歩離れて行く。
「……悠呀……?」
…どうして、離れて行くの?
―あいつを頼んだ。愛依やったら、俺も安心するしな―
「あ、あいつ……?」
―斗志樹と仲よーしてやってな……―
「……悠呀……!」
…悠呀……。
目の前に居た筈なのに、パッと悠呀が消えた。
さっきまで居たのに。
…“斗志樹と仲よーしてやってな”って、何?
何でもっと、話してくれないの?
「何してる」
「悠呀が……。いや、何でもないです……」
預かってたジャケットから、財布と携帯だけを返して、会計へと向かう。
銃弾で開いた穴を、署に着いてから縫おう。
何故か悠呀と重なるも、すぐに課長だけに見えて来る。
「病院、行きますよ」
課長の腕を引っ張り、車へと向かう。
傷口を縫って貰わないと。
現場を任せ、自らの運転で警察病院へと行き、すぐに治療して貰う。
2針だけ縫うらしいけど、課長本人はもう大丈夫そう。
待合室で、窓から射し込む夕陽を見ながらボーッとしてると、悠呀が現れた。
近付くと、笑って一歩離れて行く。
「……悠呀……?」
…どうして、離れて行くの?
―あいつを頼んだ。愛依やったら、俺も安心するしな―
「あ、あいつ……?」
―斗志樹と仲よーしてやってな……―
「……悠呀……!」
…悠呀……。
目の前に居た筈なのに、パッと悠呀が消えた。
さっきまで居たのに。
…“斗志樹と仲よーしてやってな”って、何?
何でもっと、話してくれないの?
「何してる」
「悠呀が……。いや、何でもないです……」
預かってたジャケットから、財布と携帯だけを返して、会計へと向かう。
銃弾で開いた穴を、署に着いてから縫おう。