♥恋と事件簿♥
…お願い……。
どうか、無事で居て……。
車の後部座席へと乗り込み、とりあえず保育園へと行き、情報収集。
「外遊びしてて……。悠斗君もお庭を駆け回ってて……っ!でも……、でも……!!」
「慣らし保育の子が居るんですが、お迎えが遅れてるお母さんがいらして、門の鍵を開けたままにしてしまってて……。そこから入って来た1人の女性が、悠斗君を抱いて、連れ去ったとか……。こちらの不注意です……。本当に、申し訳ございませんっ!!」
「黒田さん、ごめんなさい……っ!!」
動揺してる悠斗の担任の先生に変わり、園長先生の話を聞き、私は刑事として頷きながらも、母親の感情も隠しきれず、こみ上げる涙を必死に堪える。
「愛依……!!;;」
「……ッ……、」
「今、園長先生から聞いた話は――…」
駆け付けた斗志樹の声に、堪えてた涙が流れ出した。
歯を食い縛り、先生方に背を向けて、涙を止める方法を探す。
「怪しい女や車に、片っ端から声を掛けさせろ。山下は俺ん家に行って、逆探を設置させ、お義父さんに協力を得て、交友関係を洗い出してくれ」
「了解」
…交友関係……。
どうか、無事で居て……。
車の後部座席へと乗り込み、とりあえず保育園へと行き、情報収集。
「外遊びしてて……。悠斗君もお庭を駆け回ってて……っ!でも……、でも……!!」
「慣らし保育の子が居るんですが、お迎えが遅れてるお母さんがいらして、門の鍵を開けたままにしてしまってて……。そこから入って来た1人の女性が、悠斗君を抱いて、連れ去ったとか……。こちらの不注意です……。本当に、申し訳ございませんっ!!」
「黒田さん、ごめんなさい……っ!!」
動揺してる悠斗の担任の先生に変わり、園長先生の話を聞き、私は刑事として頷きながらも、母親の感情も隠しきれず、こみ上げる涙を必死に堪える。
「愛依……!!;;」
「……ッ……、」
「今、園長先生から聞いた話は――…」
駆け付けた斗志樹の声に、堪えてた涙が流れ出した。
歯を食い縛り、先生方に背を向けて、涙を止める方法を探す。
「怪しい女や車に、片っ端から声を掛けさせろ。山下は俺ん家に行って、逆探を設置させ、お義父さんに協力を得て、交友関係を洗い出してくれ」
「了解」
…交友関係……。