♥恋と事件簿♥
『心配位、させてくれ。愛依は自慢な孫で、悠斗も大切な曾孫だ』
「祖父ちゃん……っ……」
『と、格好付けたいんだけどな……』
「……祖父ちゃん……?」
『俺か苺愛か。はたまた芽依実か守優かはわからないが、この家系のせいじゃないか、正直……子や孫を警察にして、初めて悩んでる』
「でもそれは、私たちが……自分たちで決めた事でしょ……?」
『“もしもし、山下で……どちら様?貴方、誰?はい?貴方が――…”ちょっと、待っててくれ』
「うん……」
電話中、何やら騒がしい祖母の電話に出た声。
保留にされず、放置された携帯から聞こえた電話から聞こえて来る祖父の声は、明らかに怒りと呆れ。
でも、悔しげに思う。
表情から感情を読むには難しい人だけど、割と声で判断の出来る人だ。
『愛依?悠斗、見付かりそうよ!ごめんね――…』
祖母が代わりに出た電話。
「……そんな事ないっ……。そんな事ないっ゛!」
『愛依……っ』
「姉貴……」
祖母の謝罪を聞いた瞬間、私の中の“刑事”と言う感情はどこかへと消え、感情を振り乱して否定。
「祖父ちゃん……っ……」
『と、格好付けたいんだけどな……』
「……祖父ちゃん……?」
『俺か苺愛か。はたまた芽依実か守優かはわからないが、この家系のせいじゃないか、正直……子や孫を警察にして、初めて悩んでる』
「でもそれは、私たちが……自分たちで決めた事でしょ……?」
『“もしもし、山下で……どちら様?貴方、誰?はい?貴方が――…”ちょっと、待っててくれ』
「うん……」
電話中、何やら騒がしい祖母の電話に出た声。
保留にされず、放置された携帯から聞こえた電話から聞こえて来る祖父の声は、明らかに怒りと呆れ。
でも、悔しげに思う。
表情から感情を読むには難しい人だけど、割と声で判断の出来る人だ。
『愛依?悠斗、見付かりそうよ!ごめんね――…』
祖母が代わりに出た電話。
「……そんな事ないっ……。そんな事ないっ゛!」
『愛依……っ』
「姉貴……」
祖母の謝罪を聞いた瞬間、私の中の“刑事”と言う感情はどこかへと消え、感情を振り乱して否定。