♥恋と事件簿♥
「私は課長である前に、難波……黒田愛依」



「「「『はい;;』」」」



ただの刑事、警部、妻、母親ではない。



「私に叶うと思ってるヤツはアホや」



「斗真君、課長は何の話をしてるの?;;」



「さぁー?;;」



「鬼と言われても、斗志樹……副署長よりも良い結果を残せる刑事課にする」



「「「『はい;;』」」」



「木ノ島は、平和で子供からお年寄りまで優しい町にする」



「政治家になるのか、姉貴;;」



「知らねぇ;;」



「大人しく、私に従いなさい」



「「「『はい;;』」」」



「一緒に、頑張ろう!」



「「「『はい!』」」」



「但し……」



「「「『…………??』」」」



「警視総監は斗志樹やっ!!」



「「「『あちゃ……;;』」」」



「無敵だな;;」



「壊れたな、姉貴;;」



――親子3代に渡って、守り続ける木ノ島警察署の刑事課。

次の代まで続くのか、今は誰にもわからない。

だけど、もう不安なんてない。

私たちの代で終わっても、私が途中で降りたとしても、輝く未来の為に、出来る限りやり尽くし、次の世代へ希望を託そう。

そして何より。

姉弟で、従弟で。

旦那と仲間と過ごした場所。

大切な思い出を、輝かせる為にもね。



            - E N D -






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