♥恋と事件簿♥
「嫌!そんなの信じないわ!結婚式に出たかも知れないけど、そんなの……っ……」
「はい、ウザーい。マジでヒステリック女って無理」
斗真はやれやれと携帯をスラックスのポケットにしまい、斗志樹のデスクへと行き、電話に手を伸ばした。
スピーカーホンにしてどこかにダイヤルを回した斗真。
『もしもし』
聞こえた声は、声に感情を込めてないない母親の声。
今は仕事中の筈だし、ここみたく電話番号の出ない電話機を使ってるだろうから、警戒心でだろうか。
「お袋、今って良い?ちょっと聞きたい事あんだけど」
『斗真、良いわけないでしょ。お互い仕事中で』
「ちょっとだけ」
『面倒くさいわね。何?』
「黒田さんて、どんな知り合いだったっけ?」
『あんたたちの叔父さん、七星のお父さんの大学の先輩でしょうが!愛依と違って、本当に失礼なヤツね!お年玉貰ったり、結婚式に出て貰ったのに覚えてないってどういう神経してんの?お父さんと一緒で、もっとそういう事にも頭の良さ発揮してくれない?それに忘れたらお姉ちゃんに聞きなさいよ!仕事中に本当に馬鹿!愛依もなんて指導してんの?課長って芳樹君の息子って前に言ってなかった?確か斗志樹君だっけ。甘やかしてないでしょうね?公私混同は辞めるように2人によーく言っといて!それとね、芳樹君が明日、山下の家に来るらしいの。いい加減、ちゃんと報告しないといけないから、あんたたちみんなで来なさい。愛依も斗志樹君も学生みたいにズルズル付き合ってられないでしょ。責任持って連れて来なさいよ?じゃあね!』
…お母さん;;
「はい、ウザーい。マジでヒステリック女って無理」
斗真はやれやれと携帯をスラックスのポケットにしまい、斗志樹のデスクへと行き、電話に手を伸ばした。
スピーカーホンにしてどこかにダイヤルを回した斗真。
『もしもし』
聞こえた声は、声に感情を込めてないない母親の声。
今は仕事中の筈だし、ここみたく電話番号の出ない電話機を使ってるだろうから、警戒心でだろうか。
「お袋、今って良い?ちょっと聞きたい事あんだけど」
『斗真、良いわけないでしょ。お互い仕事中で』
「ちょっとだけ」
『面倒くさいわね。何?』
「黒田さんて、どんな知り合いだったっけ?」
『あんたたちの叔父さん、七星のお父さんの大学の先輩でしょうが!愛依と違って、本当に失礼なヤツね!お年玉貰ったり、結婚式に出て貰ったのに覚えてないってどういう神経してんの?お父さんと一緒で、もっとそういう事にも頭の良さ発揮してくれない?それに忘れたらお姉ちゃんに聞きなさいよ!仕事中に本当に馬鹿!愛依もなんて指導してんの?課長って芳樹君の息子って前に言ってなかった?確か斗志樹君だっけ。甘やかしてないでしょうね?公私混同は辞めるように2人によーく言っといて!それとね、芳樹君が明日、山下の家に来るらしいの。いい加減、ちゃんと報告しないといけないから、あんたたちみんなで来なさい。愛依も斗志樹君も学生みたいにズルズル付き合ってられないでしょ。責任持って連れて来なさいよ?じゃあね!』
…お母さん;;