♥恋と事件簿♥
「思う存分、仲良くしなさい」
「いや、さすがに親の前で;;」
「もう少しで……。何でもない。僕もビールを貰って良いかな」
「…………」
一瞬、静かになったリビング。
今の間は何だったのか。
取り残された感があるのは、3人。
共通点は斗志樹の部下。
私と斗真と七星。
「もう少しで何があるの?」
「まだ決まったわけじゃないから、また話す」
「…………」
今言えない事って、何。
決まってからって、私には相談も何も出来ないって事?
「愛依、どこ行くの!」
むしゃくしゃし、私は玄関へと行く。
呼びに来た母親にポーチを見せると、何も言わなかった。
広々としたガレージ。
父親のクルザーのボンネットへと上がって煙草 銜えた。
私って、子供なんだろうか。
言い訳になるかも知れないけど、私は悠呀としか付き合った事がないから、よくわからないんだ。
悠呀だったら、全てを話してくれた筈。
悠呀だったら、隠したりしない。
悠呀、だったら――…。
「……っ……」
何で、悠呀と比べてるのか……。
比較対象が他に居ないにしても、こんな自分が嫌になる。
弱い自分が大嫌い。
このままだと、何かある度に振り返ってしまう。
これじゃ斗志樹に嫌われてしまう。
自分の気持ちを押し殺して、話してくれる日を待とう。
仕事でぶつかったとしても、彼女としては良い子で居よう。
「いや、さすがに親の前で;;」
「もう少しで……。何でもない。僕もビールを貰って良いかな」
「…………」
一瞬、静かになったリビング。
今の間は何だったのか。
取り残された感があるのは、3人。
共通点は斗志樹の部下。
私と斗真と七星。
「もう少しで何があるの?」
「まだ決まったわけじゃないから、また話す」
「…………」
今言えない事って、何。
決まってからって、私には相談も何も出来ないって事?
「愛依、どこ行くの!」
むしゃくしゃし、私は玄関へと行く。
呼びに来た母親にポーチを見せると、何も言わなかった。
広々としたガレージ。
父親のクルザーのボンネットへと上がって煙草 銜えた。
私って、子供なんだろうか。
言い訳になるかも知れないけど、私は悠呀としか付き合った事がないから、よくわからないんだ。
悠呀だったら、全てを話してくれた筈。
悠呀だったら、隠したりしない。
悠呀、だったら――…。
「……っ……」
何で、悠呀と比べてるのか……。
比較対象が他に居ないにしても、こんな自分が嫌になる。
弱い自分が大嫌い。
このままだと、何かある度に振り返ってしまう。
これじゃ斗志樹に嫌われてしまう。
自分の気持ちを押し殺して、話してくれる日を待とう。
仕事でぶつかったとしても、彼女としては良い子で居よう。