♥恋と事件簿♥
「今、どこから電話をしてるの?」
『ネットカフェの外から……』
「そう。じゃあ、自分の携帯から何だね?」
逆探知をしようとも思ったけど、彼は訊けばちゃんと答えてくれると確信。
しかし、平日の昼間に何をしてるのか。
学校はどうしたのか。
「今から木ノ島署に来れる?お話しよう」
『え……。逮捕ですか……?』
「しないよ。犯罪にはならない」
『でも……怖い人……』
「あぁ。大丈夫よ。私と話をしましょう」
怖い人とは、聞かずとも斗志樹の事だろう。
けど、彼も大人。
来て話すだけで真っ先に怒る事はない。
迷いながらも、「わかりました」と言った少年。
仕事を中断し、迎え入れる準備をしてると、案内係に連れられて、少年がやって来た。
写真で見るより遥かに幼く、私は七星を率いて涼しい課長室へと案内した。
オドオドしてる彼に冷たく冷えたオレンジジュースを出すと、いきなり謝られた。
「謝罪はね、後でも良いの」
「君、学校はどうしたのかな?」
「不登校です……」
七星の問い掛けに、正直に答えた少年。
何となくわかってたとは言えないが、まあそうなんだろう。
こんな時間に、学校に行かずネットカフェに行こうとしたんだから。
『ネットカフェの外から……』
「そう。じゃあ、自分の携帯から何だね?」
逆探知をしようとも思ったけど、彼は訊けばちゃんと答えてくれると確信。
しかし、平日の昼間に何をしてるのか。
学校はどうしたのか。
「今から木ノ島署に来れる?お話しよう」
『え……。逮捕ですか……?』
「しないよ。犯罪にはならない」
『でも……怖い人……』
「あぁ。大丈夫よ。私と話をしましょう」
怖い人とは、聞かずとも斗志樹の事だろう。
けど、彼も大人。
来て話すだけで真っ先に怒る事はない。
迷いながらも、「わかりました」と言った少年。
仕事を中断し、迎え入れる準備をしてると、案内係に連れられて、少年がやって来た。
写真で見るより遥かに幼く、私は七星を率いて涼しい課長室へと案内した。
オドオドしてる彼に冷たく冷えたオレンジジュースを出すと、いきなり謝られた。
「謝罪はね、後でも良いの」
「君、学校はどうしたのかな?」
「不登校です……」
七星の問い掛けに、正直に答えた少年。
何となくわかってたとは言えないが、まあそうなんだろう。
こんな時間に、学校に行かずネットカフェに行こうとしたんだから。