間違いだらけの殺人
「そうですか」

こんな私に

なんて
優しい言葉を
かけてくれるのだろう・・・

私の目から
涙が溢れ続けていた。


「だから、
木村和美を
許せなかったのでしょう。

やっと、
あなたが掴んだ幸せを
妨害しようとする
彼女をどうしても
止めたかったのでしょう」

刑事はやさしく
諭すような口調で言った。
< 137 / 216 >

この作品をシェア

pagetop