間違いだらけの殺人
「ご主人は
そうはおっしゃって
いませんでしたよ。」

山田は話し始めた。


「自分が
和美さんと
あのような関係に
ならなければ、

何も起こらなかったのだ・・・

と悔やんで
おられました。

身勝手な
言い分ですが

彼は
あなただけには
和美さんのことを
知られたくなかったのです。

ご主人は
あなただけをあなたしか
愛していなかったのですから。
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