間違いだらけの殺人
目覚めると、
きちんと洋服に着替えた
彼がソファーに座っていた。

「ごめん・・・起こしちゃった?」

「あ、ううん?
もう・・・帰るの?」

私は、できるだけ
さりげなく聞いた。

「仕事を残しているから、
帰ってすぐやらないと・・・」

と少しきまり悪そうに彼は言った。
すると私は、
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