好きになってごめん
それが怖くて、あたしは踏み出せないでいるんだ。


「意気地無しだなぁ。あたし……」


素直になれないのはただの強がりで。


本当は脆くて、弱くて、儚くて。


ただの弱虫なの。


うじうじ悩んで、アイツに嫌われないようにしているだけ。


こんな可愛くないあたしは、あなたの瞳にどんな風に映っていますか………?


………神様。


聖夜の奇跡をください。
あたしの背中を押してください。


これ以上アイツと喧嘩したままなんて無理だよ。


もう、胸が張り裂けそうなの。


だからお願い………。


「………よしっ」


あたしは気合いをいれると、アイツにメールをした。


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今、家にいる?

いるならあたしの部屋の窓の方を見てくれないかな?


話したいことがあるの。

返信しなくていいのでお願いします。


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