好きになってごめん
「………なにが?」


「こないだのやつ。


あたし、あんたのこと傷つけた。だからごめん」


あたしは頭を下げて謝った。


「………ぷっ。あはははははっ!!!」


あたしが頭を下げて謝ってるのに、アイツがいきなり笑いだした。


「ちょ……ちょっとなに!?」


「や、お前が頭下げて謝るなんて貴重だなって思ってさ。


別に、怒ってねぇよ。傷つてもいない。
ただ、からかわれたのがちょっと嫌だっただけ」


………結局、傷ついてんじゃん。


でもなんか馬鹿みたい。


こんなに頭を悩ませてたのに、アイツが笑って終わりなんて。


「もうっ!笑わないでよ!」


「ごめんごめん。………本当にごめんな。


明日からは学校一緒に行こうな」


そう言ってニコッと微笑むアイツ。










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