好きになってごめん
「そっか……。頑張って!あんたなら絶対大丈夫だから!!」


あたしはニコッと笑って、アイツの肩を叩く。


「いてっ!……なんか、お前に応援されたら、絶対大丈夫って気がしてきた。


……マジ、サンキューな!」


「そんな……。あたしはなにもしてないよ?


……あ、学校ついたじゃん。
とにかく頑張ってね!!」


あたしはアイツにそう言うと、逃げるように学校の中へ入っていった。


………どうしよう。


ドクンドクンと、心臓が脈を打つ。


その音が、やけに大きく聞こえて。


「ふっ………う……」


下駄箱の前で、泣いてしまった。


アイツがもうすぐで来るのに。


こんな顔、見せられないのに。


溢れてくる涙を押さえられなくて。










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