好きになってごめん
「嘘って……。それより、昨日の話してもいい?」


ドキッ!!!


昨日から気になってた、その話。


たぶん、告白の返事のことだと思うけど……。


いきなり声のトーンを落とすから、重苦しい雰囲気になった。


「……って、なにそんな暗い雰囲気になってんのよ!もっと明るくしゃべったら?


そんなに暗い話じゃないでしょ?」


あたしはわざと明るく振る舞う。


そうでもしないとアイツの話を聞いて、また泣いてしまいそうだったから。


「……そうだな。んじゃ、聞いて!!


俺、あの子と付き合うことになった!!」


………やっぱり。


わかってたことだけど……辛いな………。


でも、そんなの言えるわけなくて。
アイツに変な風に思われたくないから、あたしはニッコリ笑って、


「よかったね!!やったじゃん!!」


そう言った。










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