【短編集】君に届いてほしいから─冬─






「仲崎の前だとうまく話せなくて感じ悪くしちゃってた。でもほんとは笑って話したかった。」


さっき引っ込んだ涙がまたこぼれ出して止まらない。




「仲崎が大好き。」





それだけをいいたかったの。








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