【短編集】君に届いてほしいから─冬─







突然ギュッと暖かい力にくるまれた。





「なんだよも〜〜〜………………」





大好きな声であたしの髪がゆれてる。





なにこの状況…………
頭が真っ白ってまさにこれ。






「な、仲崎………!?」




離れようとしない仲崎の背中をべしべしとたたく。







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