【短編集】君に届いてほしいから─冬─






…─また会えればいいのに、とかガラにもないことを思うのは浮ついたバレンタインの季節だからなのか何なのか。



そんなくだらないことを考えている俺の足元にたまごサンドが降ってきた。




「……え?」


気がつくと隣には女子を抱えた大和がいた。



…こんなに早く会えるなんて、偶然がすぎてる。




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