大好き、嫌い
タイトル未編集
初めての相手
「ぁ‥ ちょっ‥ ゃめて‥」
「ぁぁっ‥ だめぇぇー‥ 」
8月の打ち上げ。
そこで私は処女を奪われた。
付き合っているわけでもない男に。
私は無我夢中で部屋を出て泣きながら家に帰ろうと思い自転車にまたがった。
帰り道、携帯の着信音は鳴り止まなかった。
次の日、私は重い体を起こし行きたくない学校へと向かった。
教室へ入ると加奈が近づいて来た。
「愛!昨日大丈夫だったの?」
「あ‥、もう大丈夫だから!」
本当は大丈夫なんかじゃなかった。
でも何故か強がってしまった。
「そっか〜、ならいいんだけどさ、無理したらだめだからね?」
「加奈ぁ、ありがとうね?」