【BL】独占禁止!!
4.恋のライバル宣言
いや、何か逆に想像通りで悲しい…。

背も俺よりちょっと高い位で、声も一般男子よりは少し高め。

髪の毛は栗色で、俺と同じふわふわの猫っ毛。

笑顔も可愛い。


「…俺、完璧負けてんじゃん。」

机の上に不貞腐れるように顔をうずめる。

「君が、もう1人のハル?」

急に上から声がして、慌てて顔をあげるとそこに居たのは青谷。

「あ、うん。そうだけど…。」

そう返答するとジッと顔を見つめて来る。見つめるというよりこれは…見定めてる?

「あ、の…何「僕の方が可愛い」」


「…へ?」

「とぼけても全然可愛く無いっ!僕の方が可愛いって言ってんの!」

な、
なんだこいつ〜?!

驚きのあまりに対処法がみつからない。

「あ、そう」とだけ返しておく。


が、その反応にまた青谷が突っかかってくる。

「そんな反応だから蓮は僕の方が可愛いって言うんだよ。」

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