【BL】独占禁止!!
かき乱すなよ
あれから龍也は俺が眠ったのを見届けてから学校に行ったらしい。
「あぁ~ッ!!マジで龍也が居てくれて助かったし。ありがとなっ!」
およそ3日振りに学校に来た俺は龍也に改めて礼を言う。
「べっつにいーって(笑)あれくらい。
それより元気になって良かったなっ。」
この男…優しすぎるっ(泣)
それに…
『もぅ目ぇ合わせてくれるよーんなったな…』
それにホッとしてから、
龍也に抱きつく。
「さっすが守る宣言してくれただけの事はあんなあ~ッ!」
「ちよっ、晴っーーー!!?マジでやめろっ…!!!」
と言って俺を全力で引き剥がしてくる龍也。
「何だよー、抱きつくくらい良いじゃねーかよー」
「マジで身が持たねーんだよ…」
ボソッと何かを呟いた龍也。
「何か言ったー??」
「いっ、てねー言ってねー!!」
俺の空耳、か?
「ふーん…」
と軽く返事を返すと、ふいに後ろから話しかけられた。
「朝霧~…」
「あ?」
振り返るとそこには数人のクラスメイト。
「何だー??」
こいつらとはまだ話した事がない。
今日初めて話すな…
そんな奴等が俺に一体何のようだろうか?