bitter chocolate.


「頑張ってね!あたしも出来る限り応援するから…!」

いつもの雅と違う、元気のない弱々しい声。

嘘をつくのが昔から下手な雅。

友達想いで優しい雅。

そんな雅の優しさにつけ込んだ私は悪魔よりもひどいんだろうな。


最低な私、こんな私でも、雅は友達でいてくれる?

この手を離さないでいてくれるかな?


「うん、頑張るね…」


弱々しく、宣言した。





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