君とこんぺいとう
ランチから戻って仕事を始めようとした時
この前ファイルを持ってくれた協力会社の社員さんが
話しかけてきた。
「小川さん」
「あ、はい」
顔を上げると、彼は私をジッと見ていた。
「あのさ…」
「はい?」
「これもらったんだけど
よかったら一緒に行かない?」
突然のことに私は固まった。
そして思わず彼から目をそらすと、隼人と目が合った。
(…なんか目が怖い…)
少し不機嫌そうな隼人の顔。
「せっかくだけどごめんなさい」
「そう、わかった」
私が断ると、協力会社の彼は
チケットを引っこめ、席に戻っていった。
隼人のいつもと違う様子が気になった私は
午後の仕事がまったくはかどらない。
どうしても彼と話がしたくて
会社のメールアドレスにメールをした。
『今日、一緒に帰れる?』
返事はすぐに来た。
『少し遅くなるから、萌の家に行くよ。
俺の家で待っててくれてもいいけど』
『じゃ、明日は休みだし
隼人の家で待ってる』
そのメールのやりとりで
ようやく少し気持ちが落ち着いた。
この前ファイルを持ってくれた協力会社の社員さんが
話しかけてきた。
「小川さん」
「あ、はい」
顔を上げると、彼は私をジッと見ていた。
「あのさ…」
「はい?」
「これもらったんだけど
よかったら一緒に行かない?」
突然のことに私は固まった。
そして思わず彼から目をそらすと、隼人と目が合った。
(…なんか目が怖い…)
少し不機嫌そうな隼人の顔。
「せっかくだけどごめんなさい」
「そう、わかった」
私が断ると、協力会社の彼は
チケットを引っこめ、席に戻っていった。
隼人のいつもと違う様子が気になった私は
午後の仕事がまったくはかどらない。
どうしても彼と話がしたくて
会社のメールアドレスにメールをした。
『今日、一緒に帰れる?』
返事はすぐに来た。
『少し遅くなるから、萌の家に行くよ。
俺の家で待っててくれてもいいけど』
『じゃ、明日は休みだし
隼人の家で待ってる』
そのメールのやりとりで
ようやく少し気持ちが落ち着いた。