君とこんぺいとう
私は定時すぎに会社を出ると
最近よく行くようになった隼人のマンションに向かった。

鍵を開けて中に入る。

整理整頓された部屋だけど
ベッドだけは整っていない。

(そういえば、今日寝坊したって言ってたな)

慌てて起きた彼の姿が目に浮かんで、笑みがこぼれる。

「さてと…」

私はベッドを整えたあと
スーパーで買ってきたものをキッチンに広げ
隼人のために夕飯を作り始めた。


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