君とこんぺいとう
隼人は凍りついたように動かなかった。

「今日は帰って。
ごめん、私、しばらく一人にしてほしい」

私はそれだけ言うと
隼人から逃れるように家に入った。

しばらくして隼人からメールが来た。

『萠、今度ちゃんと話したい』

私はその日、返事を返さなかった。
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