甘口恋愛
第1章

恋の始まり

ある日。

私は、お父さんの仕事の都合で

千葉県から、愛知県に引っ越すことになった。

そして、私は、ずっと憧れててやっとの

思いで、合格して入った高校も

転校することになった。

今の私の心の中は、『サイヤク』と言う

言葉でいっぱいだった。


そして―。

愛知に来てから、3日目。

ある程度、引っ越しの荷物も片付いたので、

私は、明日から、新しい高校に

行くことになった。


「お母さんっ!なんで、起こして

 くれなかったのっ!」

「お母さんは、ちゃんっと

 起こしたわよっ!遥奈が着替えながら、

 また寝ちゃったんでしょ!」


あいにく、運悪く転入初日から

寝坊してしまった。

学校には、間に合ったものの、

髪も、ボサボサ。

メイクも適当。

おまけに、携帯も忘れてきて、

サイヤクのスタートだった。





< 1 / 10 >

この作品をシェア

pagetop