甘口恋愛
夏休み―。

私は、夏休み地元の友達と

いっぱい遊んだ。

海行ったり。お泊まり会したり。

とにかくたくさん遊んだ。


夏休みが始まってから、2週間。

今日は、彩乃が部活休みだから、

やっと2人で遊べる。

彩乃と10時に学校で待ち合わせ。

「遅いなぁ。」

彩乃は、待ち合わせの時間になっても

なかなか来ないので、私は、暇つぶしに

体育館をのぞいてみた。

体育館には、男子バスケットボール部

がいた。

そう言えば、ここに転入する時、お父さんが

ここの高校は、男子バスケットボール部が

とても、強いと言っていた。

成績も、男子バスケットボール全国大会で

第3位入賞と確かなものだ。


「ごめんっ!遅れちゃってっ!」


30分遅刻して、やっと彩乃が来た。

「もぉ~っ。遅いよーっ。」

「久しぶりに遊ぶから、おしゃれに

 時間かかっちゃって!

 なんか、おごるから許してぇ~っ。」

「しょうがないなぁ~。じゃ、マック

 おごってっ!」

「はいは~いっ!」



「ってかさぁ、遥奈なんでバスケ部なんか

 見てるの?

 もしかして・・・遥馬くんっ!?」

「えっ?どういう意味?」

「もぉ~っ。とぼけちゃってぇ~。

 遥馬くんがバスケ部だってこと知ってて

 見てたくせに~っ。」









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