空―君カラノ贈リモノ―



「優くんが鈴のために残してくれたものなのよね。そんなのを堕ろせなんて言えない。それに鈴なら大丈夫よ。私の自慢の子供だもん」

「お母さん…ありがとう」

「優くんと恋が出来た鈴は幸せ者ね」

「うん」

私もそう思うよ…。

世界中探しまわったって、優以上の人なんていない。

優以上に愛せる人なんていない。

それくらい私の頭の中はまだ優でいっぱいなんだ。






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