空Ⅱ
着いたのは保健室なんかじゃなくて、屋上だった。
「お前…どうしたんだよ??」
さすが幼馴染みというか…。
すごく安心できる…。
まだ悠真にも梓にも話してなかったけど…。
話そう。
「話すから…梓も呼んでくれないかな??」
「わかった。すぐ呼ぶから」
「ありがとう」
めっちゃ心配そうな顔を無理に笑顔にして、頭を撫でてくれた。
それからすぐに電話をかけてくれて、梓が来るまでずっと隣にいてくれた。