空Ⅱ
「じゃ、移動するから。乗れ」
いつの間にかあるバイクに跨って、ヘルメットを渡される。
「いつの間にバイクなんか用意したんだよ⁇」
渡されたヘルメットを被りながら、大和に聞く。
「さっき明杜達に持ってきてもらった」
「そうなんだ」
スッキリしてから大和の後ろに跨がる。
「そろそろ来るか」
何が⁇と思ったけど、聞く間もなくバイクのエンジンをふかす音が聞こえてきた。
「行くぞー」
「はいっ!」
大和の声を合図に6台のバイクが走りだした。
あのバイクの音は明杜達で、遊星なんかは手を振ってきたからとりあえず、振りかえしてあげる。