空Ⅱ
バンッ!!
「希沙?!」
早っ!!
まだ1分くらいしかたってないけど?!
「どうしたん?!喧嘩か?!喧嘩売られたんか?!どこのどいつや!!うちが叩きのめしたる!!」
過保護みたいな少し大阪弁の美人が姫川 梓。
私の親友。
「ありがと。喧嘩じゃないよ。ちょっと話聞いてほしくて。…私が転校してきた理由を…」
そう言うと2人は真剣な顔になった。
そんな2人の顔をみて、少し笑いかけてから話し始めた。
「私は向こうの学校に、友達がいたんだ」