空Ⅱ



「さて、と。明杜、行こうか」


「はい」





私は皆に背を向け、教室から出ようとしたら私を呼び止める声が聞こえた。


振り返ると、どこか必死な仲間の姿が。




「総長‼今日、倉庫に来てくださいね‼まってますから‼」




「わかった。必ず行くよ」








笑いかけると安心したような顔になり、素直に可愛い奴らだと思ってしまった。




いかつい奴らばっかなのにな。













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