空Ⅱ




頭でそんなことを考えながら、走って美佳から逃げていた。



「あぶない!!」



そんな時、誰かがそう叫んだ。


あぶない??

あ…トラック…。


いつの間にか車道に出ていて、トラックが迫ってきていた。



もう…避けなくていいや。



キキィィ…!!


ドンッ…


いった…。




朦朧とする意識の中でこっちを見て笑う美佳を見つけて、私は意識を手放した。













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