空Ⅱ






「その…なんや…あのー…」





下を向き、なんか照れ臭そうに話す龍。




1分くらい経ってから、バッと顔を上げた。








「好きや!付き合ってくれませんか!」




「は?」








今、好きとか言うた?







「え、誰が誰を…?」


「俺がお前を!」


「好き?」


「おう」


「…嘘?つか、夢?幻?」


「夢でも幻でも嘘でもない。好きやから付き合って欲しい」







龍が真剣な目でうちを見る。







「ぁ…はい。よろしくです」









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