空Ⅱ
「情報かき集めるのはいいけど、俺にまで被害及びそうになって焦ったわ」
「羽雲って海里のこと知ってるのか?」
「んー、多分知ってんちゃう?俺って結構有名やし?」
「あー、うん。金髪野郎だもんな」
「今金髪関係ないやろ!」
「もー、いいから早く続けろよ」
なんやねん、ほんまに!と言いながら海里はまた話し始めた。
「で。この前、副総長が梓の居場所をどっかから掴んで来て、こっちに飛んできた、と俺は思ってる」
皆は自然と梓を見る。