空Ⅱ
次の日
「あのっ!!氷鬼さん!!」
「あ??」
振り返ると…
「昨日の…」
昨日の柄の悪いお兄さん達だった。
また…殴りにきたのか??
「あのっ!!弟子にしてください!!」
「は??」
弟子…??
喧嘩じゃねぇの⁇
ってゆーか…
「てめえら族入ってんじゃねえのか??」
「入ってますけど、あなたの弟子になりたいんです!!」
弟子…。
弟子って何すんだ⁇
飲み物買ってこーい、みたいな⁇
あれ、これパシリか。
「…ま。いっか」
なんか、純粋そうだから…信じてもいいかなと思ってしまった。
「いいんですか?!」
私が頷くと4人は、これでもかってくらい喜んでいた。
「今から知り合いのとこ行くけど、どーする??ついてくる??」
「いいんですか?!」
「あぁ。別にいい」
「行きます!!行かせてください!!」
私はフッと笑ってから歩きはじめた。
「そう言えば名前は??」
人数は4人。
「俺は新沢明杜(ニイザワ メイト)です!!」
「羽野遊星(ハノ ユウセイ)です」
「岡要(オカ カナメ)です」
「明瀬拓海(アカセ タクミ)です」