空Ⅱ
「あ!!てかこいつら!!明杜に遊星に要に拓海!!」
「あ??知ってるのか」
ふと4人を見ると…固まっていた
「どーした??」
「あの…知り合いって大和さんと祥さんですか??」
「あぁ。大和と祥だけど」
「俺らの総長と副総長です…」
総長と副総長?!
「お前ら空牙だったのか!!」
「はい…」
「わりぃな、大和、祥。こいつら取っちまって」
私は大和と祥をみてニヤッと笑ってやった。
「別に取られてないもん!!希紗が空牙に入ればいいだけだし!!」
私が空牙に入る…??
私は大和を見つめた。
「なあ…空牙に入らないと大和達に会えないのか??」
「会えないことはないけど…。入ってくれたら毎日会えるな!!」
ニコニコと笑う大和と少し過保護な祥。
2人がいる世界が当たり前になった。
2人がいない世界には、もう戻れない。
そして…こいつらなら、信じても大丈夫だと思えた。
こいつらを…守りたいと思ってしまった。