空Ⅱ
「なに??俺らのこと好きになった??」
意地悪そうに笑う祥。
「あぁ、大好きだよ。大和も祥も、私が守りたい。だから…空牙にいれてください」
そう言って、ペコッと頭をさげた。
…恥ずかしっ!!
なんの反応もないのが気になって、頭をあげると、口をポカーンとあけて、なぜか少し震えながら顔を見合わせている2人がいた。
「き…希紗が…!!だ…だ…大好きって…!!これ夢?!俺夢みてる?!」
「おおお俺も!!夢みてんのか?!」
言わなきゃよかった…。
テンパっている2人を見てそう思った。
けど…。
「夢じゃねえよ!!感心してるんだよ!!感謝!!////」
「希紗ー!!俺も大好きー!!」
「俺もや!!」
「うわっ…」
大和と祥に抱きつかれてよろけたけど、まあ…そのままにしておいた。