空Ⅱ




「そうと決まれば!!紹介しないとな!!」


「てか…そろそろパーカーぬげば??」


「あぁ」




祥の言葉にそうだなと思ってパーカーを脱いで、タンクトップになった。




「ちょ…。希紗さんって超美人だったんですね…!!」


「あ??私のどこが美人なんだ」


「しかも無自覚なんですね…」


「??」




明杜の意味のわからない呟きを聞いてから空牙の倉庫に向かって歩いた。



「着いたよーん!!」


「きも…」



大和を少しいじめてから中に入った。



「お久しぶりです!!寂しかったっすよー祥さん‼」


「おーう。久しぶりやなあ」


「え?!俺は?!」


「あ。総長!!どうもっす!!」




下っ端にもいじめられてんのか…。




「希沙、こっち」



いじけてる大和の背中をポンポンとしてから祥についていった。








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