空Ⅱ
「とりあえず…テストを受けてもらわないと」
そんなことをいいながらテストの準備を進めるのは空牙の副総長、風本 優だ。
「ちょっと待てよ!!私はコイツが入ること、許してねえぞ!!」
「だから…どうしてだめなんですか??」
「それは…」
優の目を見れなくなって、視線をそらした。
「理由が言えないならこの子がテスト合格したら入れるから。」
くそ…‼
「どうしてだめなの??私たち親友じゃん??」
「は??」
返事に悩んでいると、美佳が話しかけてきた。