空Ⅱ
親友…??
そうだと思ってたよ。
あんたが私を殺そうとする前まではね!!
「帰れよ。てめぇ…」
さすがに苛立ちを隠せなくなった私は低い声で呟いた。
「なんで…?!」
「なんで??そんなの…てめぇが一番わかってるだろうが‼‼」
気がつくと、目に涙を溜めて訴えてくる美佳にドスのきいた声で言っていた。
「ひどいよ…希沙」
美佳は涙を流しながら倉庫を出ていった。
ひどい…??
なにがだよ。
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