空Ⅱ
しばらくすると、仲間の1人が昨日のように呼びに来た。
みんながいる広い場所にアイツはいた。
私はそのままアイツの前まで歩いて行った。
「空牙に入りてぇか…??」
「入りたい!!」
無邪気な子供のような反応。
これも演技なのかな⁇
「じゃあ…入れてやる。でも…」
私はアイツの耳元でドスのきいた声で言った。
「私の仲間を傷つけたら…お前生きてられねぇと思えよ」
そしてゆっくりアイツから離れると、アイツは顔を青くして少し震えていた。
やり過ぎたか…??
ま。いっか。