4番目の幼なじみ
出会い

自分でもよく分かっているつもりでいた感情。


「行くぞ。」

って引かれる強引な腕と

「行こうか。」

って選ばしてくれる優しい腕なら、美愛はどっちの腕に飛び込みますか?


初めて出会った日を、

アナタと出会ったあの日を、

美愛は今でもハッキリと覚えています。

優しいその瞳も、

嘘が下手なところも、

真っ直ぐに美愛を受け止めてくれる腕も。

本当に好きだったよ。




お前のこと、大嫌いだった。

お前のこと、大好きだった。

1番近くに居るような気がしてた。

1番遠くに居るような気がしてた。


たった2文字の言葉が伝えられなくて・・・・・。


どんどん空回りをしたね。


この関係は心地よくて、

君の腕の中は温かくて、

抱かれてる時間が大好きで、

不器用だけど優しくて、

本当は美愛を愛してくれていた。


そして美愛も愛したー。

今も、ずっと。

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