晴れた日の朝



「ハル」

「ん?」

「あれ、ハルのクラスの横山?じゃない??」


心臓がドキンと音を立てた。

持っていたトイレットペーパーを落とすところだった。


「声かける?声かけるならここで別れようか」

「・・・いい」


康ちゃんはこうして、いつも気をきかせてくれるけど、私はそれが嫌だった。


私たちの関係を一番知られたくないのは康ちゃん自身だ。


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