晴れた日の朝



「康ちゃん、お帰り」


いつもより、元気にしていないと、泣きそうだった。


「ただいま」

PM6:45


空は、まだ明るい。



「ハル、どうしたの?」

「え?何が?」

「なにって・・・」

「もう、何言ってんのー?いつも通りだよ」


康ちゃんはきっと、不審に思うだろう。


「そうか。俺の勘違いだね」


でも、あえて何も言わないでくれる。


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