晴れた日の朝



「おちついた?」

嘘だ。


落ち着いてなんかいない。

康ちゃんは私をからかっているのだろうか。


「ハル?」

好きってどの好きだろうか。


「…康ちゃん」

「ん?」

「私のこと、好きなの?」

「うん」

康ちゃんは悪びれない様子で頷いた。
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